夢里村

アー

土日月と岐阜のキャンプ場でやるフェスのお手伝いをしていた。

土曜日朝、早起きしてごはんの買い出しに。近所の安いスーパーには老人たちが開店前に列を成すことを知った。開店まで時間があったので友達とドンキへ。見たことない形状のペットボトルのコーヒーを買った。スーパーで3カゴ分くらいめちゃくちゃに買っても1万円くらいにしかならなかった。レンタカーに食料を積んで出発。途中出演者の一人を駅でピックアップ。岐阜まで色んなかっこいい音楽を聴きながら現地に向かった。Squidというイギリスのポストパンクバンドがめちゃくちゃいかしてた。着いたらBBQの準備をしたり会場や受付のタープを張ったり。音出しで近所の飛騨牛がたくさん集まってきた。牛も音楽を聴くんだね。当日は受付担当と花火担当だったから花火の試し打ちをしたらちょうどそのタイミングでたまたま音が切れて、スピーカーが飛んだんじゃないかとギターの人とPAの人が焦っていてかなり盛り上がった。17時過ぎくらいから決起会の乾杯とBBQ。めちゃくちゃ飲んだのにまだ20時とかで時間の流れがおかしかった。車がいっしょだった友達とキャンプ場を散歩したけど、すぐに行き止まりになって「こんなもんでいいか」と一瞬でみんなのところに戻ってそれがなんだか良かった。星がたくさん見えた。2時くらいにはほとんどみんなキャビンに戻っていたけど、主催のバンドのドラムの人がスマホがないとBBQ場所にふらふら来て、顔から地面に倒れてそのまま寝た。顔から地面に倒れてそのまま寝ることができるんだと思って感動した。倒れたときに口を切って肩に血がたくさんついていた。スマホは普通にキャビンで充電されていたらしい。

2日目、フェス当日。朝飯当番だったから7時に起きて準備。まだ酔っ払っていたからテンションが高くてきもかったと思う。珈琲屋のひとが珈琲を淹れてくれておいしかった。そこからまた会場のセッティングをしたり花火の打ち合わせをしたり。昼に酔いが冷めて二日酔いになってキャビンで休んだりした。昼過ぎには開場して受付。受付があったからあんまりライブは見れなかったけど音は聞こえてた。みんなかっこよかった。カメラマンのひと(この人はほんとに誰よりもがんばって色んな準備をしてくれた。フジロックの公式カメラマンだったりしてすごいひと)にチャッカマンを借りに行ったらめちゃくちゃ泣いていてびびって大丈夫ですかと言ったら、「なんか嬉しくて……」と言っていた。泣けるほどがんばって、それで素晴らしいフェスを作り上げる一員ということに誇りをもっていて、すごいと思った。あっという間に夜になって、トリのバンドが終わって花火をあげた。30発くらいの花火をあげるのが大変だったから何も見れなかった。次の日の朝は10時くらいに帰らないといけなかったから撤収作業をがんばって、打ち上げ。疲れていてあんまりはしゃげなかった。それでも朝ごはんの準備を手伝ったりしながら3時くらいに寝た。

3日目、撤収。とても楽しい数日だった。

その日は別件で飲む約束があって、完全に寝不足だったから少しお昼寝して飲みに行った。そしたらバグって4時くらいまで飲んでしまってそこから仕事に行った。ぼくもまだ少し元気にやれるなと思った。


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