夢里村

ジャズとタコスについて。

屋外に椅子を置け

平日に自分の時間がゼロなので土日は満喫したいと思いつつ、いざ休日になると何もやる気が起きないという、どこかで聞いたようなくたびれたサラリーマンのクリシェ。ほんとにこんなことになってしまうとは、やれやれ。とりあえず海辺に行って、いいかんじのレストランが並んでいる通りを歩いて、すてきな外席で幸せそうに食事しているひとたちを眺めているとそれだけで自分も幸せな気持ちになるからそういうことをしている。こういう散歩もある。あとは、タコスを食べることと心に響く椅子をさがすことは常にしている。椅子を探そうと思えることは、ぜいたくなことだ。これができるうちは楽しませてもらおう。

こういう店が何軒も何軒も続く通りがRedondo Beachにある。友達と練り歩きたい。

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今日は、名古屋でお世話になった故人のふたりを、思い出すことが重なった。ひとつは、ジェムソンを飲んだから。酒屋でJAMESON CASKMATES IPA EDITIONを買って久々に飲んだ。とても、おいしい! さわやかに甘い。名古屋でバーをやっていたツルさんは、ジェムソンが好きだった。理由は安いから。ツルさんはたしかジェイムソンと書いていた。ツルさんが書いていた映画の脚本にそうあった。ツルさんの命日には毎年ジェムソンを飲むんだろう、とブログかなんかに書いたが、結局のところしていない。でもジェムソンを見るたびにツルさんのことを思う。

もうひとりは、コーヒー屋をやっていたマナブさん。キース・ジャレットをサブスクで聴いていたら『MY SONG』というアルバムを見かけて、これ店でレコード引っ張ってきておすすめしてくれたな、と思い出した。「これよりもっと好きなやつがあるんだけどどこやったかなあ」って、『MY SONG』はそんな扱いだった。マナブさん、『Late at Night』っていうキース・ジャレットの新しいアルバムが出たよ。新しい曲はないけどね。せっかくアメリカに来れたから、彼の演奏を一度見てみたいけど難しいかなやっぱり。

 

これは住宅街にぽつんとあったコーヒー屋の写真。普通の家の敷地に飲食スペースを作っている。オアハカスタイルらしく、店主のおばあちゃんが焼いたメキシコパンをサービスしてくれた。ずっとすずしい風が吹いていて、時間がゆっくりで、こういうところにいるだけでそれでよくなっていた。

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よく見るといかついくちばしのでかめの鳥がうようよいるんだよな

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海近い

アメリカのアパートのドアって、鍵を内側でひねっておいて閉めるだけで鍵がかかるからちょっとだけ楽なんだけど、今日それをしてすぐ、鍵を持ってくるのを忘れたことに気がついた。大家は金土休み、オワタとなったが、日中にこもった熱が夜も残るからという理由で常に網戸だけを閉めた状態にしていたという最悪な防犯意識のおかげで、網戸を外から外して室内に入り事なきを得た。網戸にも鍵があってかかっていると思っていたけど、それが外れていたかなんだかとにかく外から開けられてしまった。今日も良い休日になると思った。

家にシーリングライトがないため(そもそも取り付けできない)、すてきなランプを探しに行って、とってもいいアンティーク屋を見つけた。結局そこでランプを買ったのだが、入り口近くにある絵も気になって、それはいくらなのか店員さんに聞いてみた。100ドルということで思っていたよりは安いけど高い買い物には違いないなと迷っていたが、店員さんが、それホックニーみたいでいいよねと言ってきて、まさに同じことを思っており勢いあまって購入することにした。ちょうどつい最近、先輩からホックニーの《A Bigger Splash》について教えてもらった矢先のことだった。店員さんはレズリーといって、長くサンフランシスコに住んでいたらしく意気投合した。このアンティークショップにはちょこちょこ顔を出そうと思った。あとから少し調べたら、それはThe Louisiana Museum of Modern Artのポスターに採用されたホックニーの絵だということがわかった。初めて絵を買った。このなんともいえないうれしさ。

車がないと厳しいエリアに変わりはないが、ティキバー、プールバー、セカスト、SUSHI BOY、セブンイレブンなどが徒歩圏内ということがわかった。おそらくセブンイレブンには一回も行かないと思うが……。この前の土曜、そのティキバーに行ってみるも満席。しかたなくもう15分くらい歩いて別のバーへ。バーテンダーのひとたちがかなり塩対応で残念。あとからそこまで悪いひとたちじゃないかなとも思ったけど、英語もろくにできないよそものにはそこまでフレンドリーではないのは確か。2杯くらい飲んで退散するかと思っていたら、とんでもなく酔っ払ったおっさんが話しかけてきて、最終的に番号を交換した。なぜぼくはここまでおじさんとうまくいくのか、いまだにわからない。ぼくの仕事が日本の本屋だという話をしたら、なんとかアルケミストの話をしだして、最初パウロ·コエーリョのことかと思ったけど違うようで、わからんなあと返してたら、フルメタルアルケミストのことだった。アニメも見てて一期(アニオリ)も好きらしい。そのひとと外でたばこを吸いながら、アメリカ人はあなたみたいにフレンドリーな人が多くてありがたいよ、という話をしていた。彼も、まあそうだね、みんなわりと親切だよねということを言っていたが、そのとき通りすがりのひとがぼくの吸ってるたばこをひと吸いくれ、って言ってきたのでたばこをわたしたら、ちょっと吸ってたばこを返して軽くありがとうと言って去ろうとしたから、おっさんが「もっと言い方とか頼み方があるだろう」みたいなことを言うも、「あーはいはい」というかんじでどこかに行ってしまった。おっさんは、ま、ああいうのもいるよ、とこぼしていた。そのおっさんはカウンターに戻って椅子に座ろうとしてもうまく座れず床にひっくり返っていた。こんなやつがこのあと運転して帰るのかと思うと非常におそろしい。f:id:yumesatomura:20260720072919j:imagef:id:yumesatomura:20260720072918j:image

 

さよならサンフランシスコ

2週間くらい前にサンフランシスコからロサンゼルスに引っ越した。ありがとうサンフランシスコ。風の街、霧の街、寂しい年の瀬の太平洋、昼と夜の音楽、薄いビールと飲むフェルネット、視界をひらく長い坂、壁の坂、斜めに並ぶ車たち、小さすぎる牡蠣、犬、湖の上のボートハウスのジャズ、レインボーフラッグ、連なって走るロボットタクシー、未明4時にバスが走らせる電気の光と音、どこにもいない子どもたち、2つの橋、ダイナーの深夜の時間、日々塗り替えられるグラフィティ、ピンク色の夕べ、ウィリーする緑のバイク、バーの軒先のドラアグクイーン、詩の本屋、尻の濡れるピクニック、ハグ、ヴィクトリア様式の家々、ビートジェネレーション、たのしく飾り付けたケーブルカー、花といびつな家具と切り取られた空のパティオ、薄暗い昼の中のまどろみとメキシコのサッカー、美しい緑色のインコが群れをなして飛んでいる、オレンジワインの飲み比べ、サンクスギビングでも公園でスケートボード、風のない家、1ドルのチップとビール、シェアハウス、友だちと出会えるスタングローブフェスティバル、日曜日の誰も歩いていない見晴らしのいい通りにあるチャイニーズレストラン、マリーニ、ゴールズワージー、セラ、暖炉とコの字カウンターのあるひろいブリュワリー、グレイトフル・デッド。ウィル、パオラ、カート、アダム、シエナ、シェイ、カイ、アシュリー、エレン、ケルシー、レイチェル、ダル、ミゲル、タミエさん、シンコさん。

約30年間知ることのなかったたくさんの料理とお酒と巡りあえた街。ここにも、親切で物知りで愉快なひとたちがたくさんいるバーがいくつもあった。月の下をすずしい速度で通りすぎていく霧を何度も見上げた。ありがとう、最愛の街。

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ハングアウト♪

ようやくまともに一日中休める日が到来した。早く週休2日をとりもどしたい。

目覚ましなしで、はっとして起きて時計をみると、7時半。上出来だなと思って、二度寝。半分寝て半分起きている形で布団のなかで何もしない時間をしばらく過ごし、10時くらいにようやく起きる。身支度をしながら、晴れていたら、家の近くの外席のあるフレンチにスプリッツを飲みに行こうと考える。外に出ると雲ひとつない青空で、アパートにくっついているピンサ屋の外席ではみんな優雅にワインとピンサを楽しんでいる。2年この家に住んで、一度もここのピンサを食べずにSFを去ることになりそうである。近所のフレンチ屋はほとんど満席に近く、店員さんは忙しなく走り回っていた。外席ではフルアコのギターとコントラバスのおじさんユニットがクラシックな曲を奏でていた。席に通されてからオーダーを取りに来てくれるまでにしばらく待った。こんなに賑わっているのだし別に急いでいないからのんびりしていたが、注文時、店員さんは遅くなった理由を早口で捲し立てる。こういうところが、アメリカっぽいというのか、少なくとも日本人の接客にはないなと感じて、好ましいと思う。ほかのテーブルでの飲み物の注文がなかなか終わらないとか、今日は一日こんな具合だとか、そんなあんばい。日本だと、客に何か言われない限りは、わざわざ(オブラートに包まず言えば)言い訳したりしないなと。要は接客がフランクかそうじゃないか、ということなのかな。どっちにも良さがあると思うけど、ぼくは言い訳をたくさん聞ける方がおもしろくて好きだな。それでスプリッツと、ブランチにオムレツを頼んで、カクテルって食事といっしょに飲むようなものってあるのかなとか考えながら、休日すぎる日差しと休日の風に身を横たえながら、ぼーっとスプリッツをすすっていた。仕事をやめたら、今日は休日って感じの日だなとか、休日の風が吹いているなとか、思わなくなるのか、それとも変わらず、休日感まんさいだな、とか思うのかな。オムレツのトッピングにあったからGruyèreというチーズを覚えた、でもこれはフランスでなくてスイスのチーズらしい。

そのあとは髪を切った。

髪を切って一度家に帰り、頼まれているMVの映像を少しチェックして、友だちにバークレーに行こうと誘われていたから電車に乗って向かった。バークレーの駅前には、ずっと俯いていてスナップが効いていないスタイルのドラマーと、リードギターがスピーカーから流れているのでバッキングをずっと弾いているフライングVのおじさん2人のストリートライブがあった。友だちが車で迎えに来てくれて、その友だちの友だちという人ら4人と合流した。メキシコ人4人、イタリア人1人、日本人1人の構成となった。サンフランシスコって人種のるつぼと言いはするけど、あんまりヨーロッパの人に会ったことない。思い出す限り、スプリッツを飲んでいた店で過去に、隣に座っていたボスニアヘルツェゴビナ出身の人と話したりしたくらいか。それでみんなとピザ食べて、タピオカミルクティー飲んで、うち1人がUCバークレー卒業生で夜のキャンパスを案内してもらいながら散歩した。ぼく以外に2人喫煙者がいて、いっしょにたばこを吸えたこともうれしかった。車で来た人が多く、酒を飲まずに遊んだことが妙に良かった。帰りは友だちに家まで車で送ってもらった。ありがとう。その人はちょっと前にハワイに行ってたから、どうだった? と聞いたら、泳いでたら波がやばくて水着の上とレンタルしてたシュノーケルがどっか行ったという話を聞いて、漫画みたいだなーと思った。

今日はそんな一日。f:id:yumesatomura:20260517164026j:image

 

日記 03222026

先週土日が仕事で12連勤だったので、昨日の土曜は英語の授業をサボって、楽なことだけする日にした。10時すぎまで寝てごろごろしてたら停電になった。真っ暗でシャワーを浴びて、出かけて、タコス屋を2軒はしごした。静かで少し暗い場所から、日が明るくて風が吹いていそうな屋外を眺めているのが好きだ。屋内でテレビがまるでなんの意味もないかのような音を出していたらもっといいかもしれない。なんの意味もないわけはないのだが。意味のないものがもっと世界にあふれていればいいのにと思う。当然のことだけど、美術だってその限りではない。誰かにとってそれはとても意味のあるものだ。そしてぼくも、どこかで意味を見出だしてこれは良いとかこれは良くないとか批評するんだろう。結局全ては意味に収斂するのか、実はそうでもないのか、そうでもなかったら嬉しい。政治とかそもそもなくてもなんとかなる世界だったらよかったのに。映像だと、建物や、働いていそうな人間が映るから、どんな物語だとしてもそこに政治や法律やなにかが見えるように思う。文学であったら、そこには文字しか見えないから、もしかしたら人間が他者と暮らしていくうえで必然の機構が存在していないようにみせることも可能なのであろうか? それは夢見すぎか。こういうときいつも、ルソーの『孤独な散歩者の夢想』を思い浮かべる。ルソーが俗世を離れ、誰とも接続されず、植物とだけ対話し、湖に浮かぶ舟の上でただぼんやりしているようなそんなこと。ぼく自身はひとりぼっちになりたいわけではなく、誰か友だちがいてほしいと思う性質だから、その時点でもう政治が必要なのかもしれないな。

金を使ってビールを飲みながらこんなことを書いているのもへんてこりんなことだろうか。仕事をしていてお金をもらっていることに感謝しなければ、とか、誰にむけて気を遣っているんだろうか? 働かずとも、ビールを飲んで、家があって、別に整備されていなくていいから草原に寝っころんでのんびりする日を思っている、いつも。そのためにはいまの自分の状況では努力しなければいけないけど、努力せずそれを手に入れたい。ビールを作るため、ビールを提供するために多くの努力を払っている人がいるんだよな。いま、ビールが50種類くらいある大好きな店、TORONADOにいるが、ピルスナーを飲みたいといったら、おすすめのやつを出してくれた。おいしかった。昨日は家事を一切しなかったので、これからスーパーに行って野菜を買って、家に帰って洗濯をして、英語のオンライン授業をしなければならない。英語なんて、バーで酒を飲んで隣の人と喋るだけなら、わざわざ金を払って習わなくてもいいのにな。仕事って、余計な能力を必要とさせられてちょっと困っちゃうな。なんだかぼやきが、ホールデン·コールフィールドみたいになってきたとか思ったりするけど、それは美化しすぎか。やつははるかに自分勝手な乱暴者だろうか。 ぼくは、『フラニーとゾーイ』の、フラニーの感覚だけは、見失わないようにしたいと思っている。

サマータイムが始まって、まだまだ日が長いけれど、そろそろビールを飲むのをやめて家事をして英語を勉強しなければならない時間が迫っている。仕事をしつつ、生活をともにしている他人のこと、親やパートナーや子どものこと、を考えている人たちのこと、ほんとうにすごいことだと思っている。ぼくはもう少し、薄暗いバーやタケリアかなんかから、明るい外の世界をぼんやり眺めていられる時間に浸っていようと思う、ひとり。f:id:yumesatomura:20260323085749j:imagef:id:yumesatomura:20260323085750j:imagef:id:yumesatomura:20260323085753j:imagef:id:yumesatomura:20260323085754j:image

SFのアロス•コン•マリスコス

最近忙しすぎる反動からか、昼から羽目を外して飲んでいる。ピザ屋でビールを飲み、アイリッシュパブでビールを飲み、ワインバーでワインを飲み、今はブリュワリーでビールを飲んでいる。

ピザ屋というのは、やたらと有名なTony's Pizza Napoletanaだ。普段タコスかペルー料理しか食べていないため、せっかくサンフランシスコにいるのだから人気の店にも行かねばもったいない。ここはスライスがないので4人くらいで行くのがおすすめ。となりのおじさんに、お前はそのピザ、ホールで食うのか? と言われ、残りを持って帰るつもりだったので、まさか、と返したが、調子が良かったのか結局全部たいらげた。イタリア人と違ってアメリカ人はひとりでピザ1枚を食べることはしないのか、ほかのひとたちにも褒められた。帰り際には近くに座っていた3人くらいと握手して店を去ることになった。

 

食べるのが趣味だ、と言うようなひととこれまで食べ物について喋ったことがなく、そもそもあまり自分で意識したことがなかったが、そういうひとたちと食べ物の話をしたいと思うようになった。

ということで、今はまっているペルー料理について少し書く。

ペルーには行ったことがないが、外食するのにオーソドックスなものはいくつかわかってきたと思う。海鮮の柑橘マリネ-セビーチェ、牛肉と野菜とフライドポテトの醤油炒め-ロモサルタード、鶏肉の唐辛子ミルク煮込み-アヒデガジーナなど。そんなポピュラーなペルー料理の中でも、好みというのもあるが、ふと思い立ってここ数週間かけて食べ歩いた、アロスコンマリスコスについて記録しようと思う。

アロスコンマリスコスは、ペルー流パエリアだの、魚介の炊き込みご飯だの言われている。雑に定義すると、唐辛子(プラス、トマト?)のスープで、エビやイカ、貝類や魚の切り身とインディカ米を煮込んだものであろう。これが店によって、ベチャベチャ派とパラパラ派に分かれているのがおもしろい。また、中南米ではシラントロ(パクチー)が頻繁に使われるわけだが、これほどパクチーが合う料理もないのではないのかと感じた(東南アジアに旅行したことはないので、簡単に覆る可能性がある)。また、紫たまねぎの酢漬けが乗っていることが多いが、これがまた味付けの濃いこの料理に非常にマッチする。もっと乗せてくれてもいいのにと思う。

以下、サンフランシスコのペルー料理屋のアロスコンマリスコス。

La Fina Estampaf:id:yumesatomura:20260308134333j:image一番お世話になっているペルー料理屋。店長が日系3世で驚いた。太平洋戦争後に沖縄からペルーに移り住んだ祖父を持つTさんが切り盛りしている。ここのアロスコンマリスコスは超パラパラ系。たまねぎは生だ。

Mi Lindo Peruf:id:yumesatomura:20260308134425j:image大好きな店。La Fina Estampaの次によく行っているところなのだが、なんとアロスコンマリスコスがメニューにない。すっとぼけて「アロスコンマリスコスはアリマスカ」と聞いたら、親切にも作ってくれた。そして最悪なことに、この日酔っぱらいすぎて記憶のほとんどを失ってしまった。覚えているのは、すっとぼけてアロスコンマリスコスを作らせてしまったことだけだ。また必ず食べに行きます。

Mariposasf:id:yumesatomura:20260308134523j:image最大級にベチャベチャタイプのアロスコンマリスコス。オイリーでジャンキー、酒が進むし、エビがでかい。

Roosters Peruvian Rotisserief:id:yumesatomura:20260308134610j:imageベチャベチャとまではいかないが、しっとり派。ここでシラントロとの相性を知った。

El Aji Peruvian Restaurantf:id:yumesatomura:20260308134639j:imageムール貝がでかい、さらに白身魚が入っている。魚がいるのは珍しいかもしれない。この魚がなんなのか、ほかのペルー人のお客さんも巻き込むことになってしまいつつ店員さんに聞いてみたが、これはcalamar(イカ)だと。いや、絶対、魚だ!

El Rincon de Jorgitof:id:yumesatomura:20260308134735j:imageサンフランシスコの果てにあるペルー料理屋。誰かこの店に行ったことがあれば教えてください。セビーチェとのコンボでアロスコンマリスコスを頼むことができた。値は張るが、幸福としか言いようのない一皿。そういえば、日本のピラフにも似ているかもしれない。ピラフって、どんな料理だ? 説明できない。

 

以上、サンフランシスコのアロスコンマリスコスでした。ちなみに、今回は町食堂みたいなペルー料理屋しかチョイスしていない。ちょっといいレストランのペルー料理屋はぼくの行ったことがあるのがこのほかに2つ、行ったことないのが2つあるので、そのうちそれらでもアロスコンマリスコスか、何かおいしいものを食べたい、と思います。

朝のLA、夜のSF

先月友達とLAに行った。エアビーを借りて、スーパーで買い物をして、夜おしゃべりしながらビールを飲んだりした。滞在中一番飲んだであろう次の日、ひどい二日酔いではなかったけどけっこう飲んだなあという頭の中をひきずってシャワーを浴びていると、シャワーカーテンがふわふわとそよいだ。そういえばこのバスルームには窓があったのだった、友達が換気のために開けたのだなと思った。前に住んでいた家にも今の家にも窓と呼べるものは風呂場になく、実家の風呂についていた窓のことが懐かしく浮かんだ。冬にはその窓を少し開けて、湯船に浸かりながら、つめたい空気を感じることが好きだった。冬でない季節には、そこからよく虫の声が聞こえたものだった。なにしろそこそこの田舎だった。そんなことを思い出しながら、LAにいた。風呂場に窓があるのは素晴らしいことだと思う。前日に飲んでいたビールはCoorsだった、調べたらもう日本では売っていないらしい。スーパーに行ったら18本入りで1本1ドル以下で売られていて、安すぎてテンションがあがり買ったのだった。友達がバドワイザーは好きじゃないと言ったのもクアーズを選んだ理由のひとつだった。ぼくはクアーズが好きだった。バドワイザーも好き。そしてシャワーを浴びながら、クアーズあんまりおいしくなかったな……、と思い返していた。友達がどう感じていたかわからないけど、なんだか悪いことをしたような気がした。次アメリカで安いビールを買うときはMillerのHigh Lifeにしよう。これはぼくがいつもバーでフェルネットといっしょに飲んでいるビールだ。シャワーを終えてタオルで体を拭き洗面台の前に立つと、窓が開いていないことに気がついた。

 

この前の日曜、ぼくの大好きなペルー料理屋Mi Lindo Peruに、Arroz con Mariscosを食べに行こうと思い立った。最近続けてArroz con Mariscosを食べていて、そのレストランではまだ注文したことがなかったからだ。食べ比べして、そのことをブログに書こうと思った。6時だったのにMi Lindo Peruは店じまいしていた。その日は、スーパーボウルの日だった。おそらく、客が来なさすぎて早く閉めたのだろう。この日アメリカ人は全員、家でスーパーボウルを観るわけだが、どうやらペルー人もそうらしい。残念だがペルー料理のことはまた今度記事にするとして、近くにある最高のバー、The Royal Cuckooに入った。ここはスピーカーはしょぼいが、レコードで音楽をかけている数少ないバーで、ちいさなオルガンがあって、ちいさなライブをよくやっている。たばこの吸える、とてもキュートなパティオもある。アイスランドのポーターを飲んでいると、隣に好青年が座ったので挨拶した。2人客だったが、ものすごくカップルぽかった。おもしろいのは、その2人、全然お互いとしゃべらないのだ。それなのにカップル感が非常ににじみ出ていた。カップル感て、ある気がする。2人でバーに来てるくせに会話しないというのも、もしかしたらカップル感なのかもしれない。1人はKといって、もう1人はLといった。隣にはKが座っていたのでKとよくしゃべった。これまたおもしろいのが、ぼくとKの会話が止まるとLがぼくに話しかけてきて、その間Kは一言も喋らない。Lとの会話が一段落するとKが口を開く。3人で会話が展開されることはなかった。なんだこれは。音楽の話になって、Lが日本の音楽を教えてと言ってきた。Lがこれ知ってる? と聞いてきたのが、フィッシュマンズとミドリでおもしろかった。坂本慎太郎を教えておいた。ある程度酒が進んだところで2人が店を出る素振りを見せ始めた。さすがに少し喋っていた。そして、3人でタイ料理を食べに行った。ペルー料理は食べられなかったが、良い日になった。f:id:yumesatomura:20260211170307j:image

f:id:yumesatomura:20260211170626j:imagef:id:yumesatomura:20260211170625j:imageThe Royal Cuckoo。