夢里村

アー

お酒⑲

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千代田の方々にお呼ばれしての大塚さん。飲んでる途中のたまごサンドってフレッシュだね。このあとスポルティーバさんとやんBARさんにも行って、しこたま飲んだ。


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マナブさん入院前の最後のマナブコーヒー。早く戻ってきてほしい!! おもしろい映画を観たあとに逸る気持ちでチャリを漕いで向かう場所です。


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TOBYと桑原飯店のコラボの日、TOBYに行くも100万人くらいひとがいて、一旦やんBARさんで落ち着く。ウイスキー2杯くらいでもう酔った。


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TOBYさんに着地。角煮みたいなやつと紹興酒紹興酒最後の一杯も頂いてしまいありがとうございました。このあとやんBARさんに出戻りした。次の日しんだ。


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バテリアさんでは芋ソーダ率高い。山ねこも伊佐小町もうまい。でもこの日はまた違うやつだった気がする……。(このブログは)そういうのを記録するためのものでもあるはずでは……。


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100万年ぶりのアオサンズ。スパイススープとサイゴンスペシャルでいつも二日酔いが治ります。ありがとうございます。


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のらやさん。トトコさんとカレーの話したり。


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TOBYさんでマグロ頭肉のおいしいやつ。終始イケさんに絡んでしまった。最後に店の外できもちいい夜風にあたりながらトビーさんと3人でふんわり話してたこと、記憶の中でちょっと良い映像になっている。


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やまびこ。このあとスピルバーグ観に行く予定だったがどうでも良くなってしまいかなり飲んだ。隣のひとが早稲田卒だった。どこにでもおる。


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とーたすさんで飲んでたらあやこさんから連絡あり合流。いとまさんも続いて。いとまとあやこサイコーデスヨと、本人の前でべた褒めするという……、しかもほかのバンドを引き合いに出したり……、良くないことした。


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イエゴリコでもらったポテト。学生時代シェアハウスしてた家に来たことがあるひとと偶然再会。というか大学の共通の知り合いかなりいてコミュニティめちゃくちゃ近かった。脳みそひりついた。

 

 

お酒⑱

自炊するときは必ず缶ビールを飲む。つまみ食いはしない。理由はない。


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バテリアさんの豚大根。隣のパルルでやったジョンのサン『予定の服』おもしろかった。INA、大橋裕之の作ったコント特に良くてさすがだと思った。加賀田作の「仲良し」がクリティカルで一番好きな形態だった。あるあるネタを一段階上に持っていっていてまぶた開いた。


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やまびこさんの鰤大根。イタリアぶり大根。たばこに火を点けようとしてたら隣の知らんひとが点けようとしてくれてびっくりした。普段は「そんなんいらん」と思うが、知り合いじゃない人だと親切の具合が違うようでおもしろくなってしまうのが勝つ。

 

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ブラジルコーヒーでライブ見たあとに飲み足りなくて、そういえばマホロバさんで月一ラーメンだったなと、足伸ばした。貝ラーメン。ツボさんタロウさんがおりテーブルに招かれ、のちにトビーさんも合流。全員ラーメンたべてた。


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とーたす酒場。南山大の某先生が暴走していた。まためちゃくちゃあの本この本を読めと言われた。


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アマノさんにお誘い頂き、大須の初鳥さん。通勤路だけど初めて入った。期間限定で鴨が美味いということで。味が悪くなるので撃たないらしい。最後うな丼になっておもしろかった。


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イエゴリコ、メニューにある豚汁と、サービス豚汁。ゴリさん豚汁好きだな、いつもありがとうございます。


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マホロバさん常連の方々とサイゼリヤ。これまでのサイゼリヤ会2人→3人ときて今回は5人になった。武平通のサイゼリヤはワインの種類が多い。そしてうまい。


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店主のカタフタさんとはいろんなところでお会いしていたが、初めてひとりでhaveagoodtimeさんへ。来週週年パーティーにリカックスがDJで来る。


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のらやさんで恵方巻もらった、2/2か。


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のらやさんのち、珍しくリュウジさんとやんBARに。ストップモーションについて意見を交わす。


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去年撮ったツルさん構想映画の編集大詰め、マナブコーヒーさんで。


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轟さん。隣の酔っぱらいおじさんの延々続く不条理説教に最後まで付き合っていたらなぜか全奢りしてもらった。何があるかわからんものだ。


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ノゾミヤ、なんだこれは


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シホちゃんが名古屋に来てくれて犬山の百万ドルというイカれたカラオケ喫茶に行った。ビールを頼むたびお菓子を頂いた。非常に楽しかった。


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二日酔いにつきTOBYさんでレモンサワーとオレンジジュース。ゲンキくんと今年度内に一本映画撮りたいという話。名古屋に来てから映画作りたいってひとと4人出会っとる。今年もやるぞー

お酒⑰

仕事はじまった。この4年間でいちばんやる気が出ない。夜はよく眠れている。


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バテリアさんに年始のご挨拶。人参とさわらのラペ。隣にいた方を紹介してもらってお話ししたが、「好きなものはなんですか」とすぐに問うのはやめたほうがいいかもしれない。戸惑わせてしまう確率がたかい。なにげない会話の中でそれを探るべきなのかも。大学のサークルの先輩にかなり似ていて本人かと思ったが違った。


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バテリアさんのあとにハニーバニーさん。近くにお店があってありがたい。いま國分のヒマリン読んでてそういう話をついついしてしまったがビミョーな雰囲気に。取っつきやすいかなと思ったがぼくの説明がちゃらんぽらんだったのだろう、酔いのせいにしよう。帰り際にビル・エヴァンスがかかって気持ち良すぎて会計後にもう一杯ハイボール飲んでしまった、お世話になりました。


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別日、旅人食堂さんにもご挨拶。どのお店でも里芋の唐揚あるとついつい頼んでしまう。里芋の唐揚には新宿西口の立ち飲み屋の澄んだ思い出がありいつでも好印象(でも新宿のは素揚げだったかも……)。初めてお会いしたトラックドライバーご夫婦と、常に冷めた餃子を出す店について歓談した。


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旅人食堂からぱうぜへ。建築の話で盛り上がり水曜日にも拘わらず帰してもらえず。ジェームズ・タレルが通じるのがうれしい。


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いつかの平日夜、マナブコーヒーさんでもらったバインミー


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このマホロバさん一切記憶なし。なんだこの酒は


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イエゴリコ、イトヨリ。きれいに食べると店主のゴリさんがきれいに食べたねとほめてくれる。


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先々週の水曜、ぱうぜでもりもり弁当店主の方のバンドと、かぼそブルーズのライブを観た。どちらもすごく素敵だった。てんむすもらった。もりもり弁当の方はどこかでお会いした記憶がありその日は思い出せなかったけど、後日マナブコーヒーでお話ししていたことが発覚。名古屋は狭くてそこが良い。ヨネさんと恋バナ。


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お誘い頂き鶴舞K.Dハポンに初めて行った。高架真下の電車通りまくりライブハウス。これはこれでイイカンジ。


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ひさしぶりTOBYさんで下仁田ねぎのソテー。非常に酒がすすみました。


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やまびこさんは年始初だったか……。いちごと春菊のサラダ。これほんとうにおいしいから真似したい。


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やまびこさんのあとはNOZOMI YAさん、ここも年始初。鶏だんご汁にモチいれてもらった。


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やんBARさんで栗焼酎お湯割り。次は焼き芋焼酎飲もうかな。


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まほろばさんでかわいいアジフライ。隣の人が折れ曲がるスマホで、初めて見てビビって絡んでしまった。このあと知り合いが100万人くらい来てまたビビった(みんなでボウリングしてたらしい)。


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のらやさんもなかなか行けておらず……。桑原飯店さんの春巻のおすそわけ頂いた。食べ物の中でいちばん名前が美しいのは春巻。ほかにもあれば教えてください。

お酒⑯

年末年始のお店。行ってるところは変わりないけど……。

 

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TOBYさんで魚のラザニア、ウイスキーイチローモルト

 

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とーたす酒場でいつもどおりジェムソン。


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轟さんで鳥、手づくりの柚子胡椒がおいしい。たまたまユカさんとシンさんと同席した。


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NOZOMI YAさんでイトマさんお手製のお雑煮。このときは年明けてるな。


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mahorobaさんで皇ソーダじゃがいも焼酎。ネーミングに思想が出ているんだろうな……。これは年末。


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年明け3日、やけくそ休日出勤を抜け出してりゅうじさんと ひのえのまがりさんに。15時くらいの酒はうまい。写真はよくわからないビール、それからレアな剣菱を頂く。空が正月の空だったと、自転車を漕ぎながら思う。


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ひのえのまがりさんののち、イエゴリコ。飲みすぎたのでコーヒーを挟んだ。18時には誰もいなかったけど、どんどん人が増えて知らないひとと何かで盛り上がってクローズまで。店主のゴリさんもこの日はぱっと切り上げ、10人くらい残っていたひとみんな引き連れ味仙へ。


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味仙、紹興酒台湾ラーメンのおこぼれを頂く。


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TOBYさんで忘年会という名の在庫整理。超格安で食べ飲み放題、ぼくの中でナンバーワンのトビーさん唐揚げが食べられて嬉しい。途中抜け出してNOZOMI YAさんでリュウジさんとナカガワさんのベース・パーカッションのデュオを観にいった。踊った。


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TOBYさんに戻ったがカタフタさんに誘われ矢場町の謎中華に着地。インターホンを押して入るタイプの店初めて行った。屋根がとても高くて広い良いお店。店主の方がジャズ好きでレコードたくさんスピーカーもでかい。ギャルが吐きながら入店してきて年末を感じた。


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年越しはリュウジさんのおうちで日本酒飲みまくり、気絶して、朝にリュウジさんが観ていた『死霊館 エンフィールド事件』の音で目が覚める。誰もいなくなっていた。家帰ってシャワー浴びるときに顔に点々の落書きをされていたことに気づいて、酔っぱらいの頭だったから奇病に罹ったかと思ってほんとうにびっくりした。

 

名古屋で飲んだ店、飲んだひとたち、死ぬまで何度も思い出すんだろう。

お酒⑮

世界の果てにあるような大学、豊橋技術科学大学に行って世界の果てのような景色を眺めるのがすきなんだけど、今日は世界の終わりのような強すぎる風が吹いていた。音が硬い。鳥が風に向かって飛んで空中で静止しているのを眺めるのがすきなんだけど、今日は鳥が風に吹き飛ばされていた。

 

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昨日はイエゴリコででかすぎフィッシュアンドチップスを食べながらトミーさんとゆっくり話していた。最近ここではベルズを飲んでいる。スコッチだった気がする。トミーさんのご友人がアメリカのデンバーに自分で設計した家を自分で建てたから遊びに行くらしい。自動薪割り機も自作したらしい。家の前の写真を見せてもらったけどTikTokの海外料理勢の動画でしか見たことないような美しい森が広がっていた、羨ましい。カウンター隣の若者2人が映画話してて最終的にぼくも乗り込み意気投合できて嬉しかった。ひとりが好きな映画を『Demolition』と言っていて握手した。でもなんで原題? 最後帰ろうとしたらサクラさんがバイト卒業日だったということで、おそらく焼酎のロックをおこぼれで頂いた。


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一昨日、トビーさんにずいぶん久しぶりに行けた。お腹すいた顔をしてたら「ハンバーガーたべる?」と言ってくださり甘えた。このサンドイッチが出てきた。小さいハンバーグもおいしかったけど、にんじんサラダに入ってる金柑の具合がかなり良かった。楽しくて1時までいてしまった。


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先週のどこか、旅人食堂でクリームシチューを発見し注文した。ここでもトミーさんに会えた。後日トミーさんの記憶の回収作業をした。

旅人食堂の前に新装開店したバテリアさんに行ったのに写真撮ってなかった……。オープンおめでとうございます。0時くらいまで飲めるようにしてくれてて大変うれしい。帰り際酔っ払ったシンリさんが来てひたすら(DJの)スクラッチがしたいと主張していておもしろかった。


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ショウタさんにお誘い頂き、メナード美術館のあとにあみやさんという焼肉行った。U字カウンターのみのとても雰囲気の良いお店で、元気なおばあさま3人がホールをまわしていた。マッチで焼台の火を点けていたのでマッチほしいですといったらふたつくれた。どのお肉も山盛りで大変だった。ごはん3杯食べてしまった。ショウタさんがおすすめというハイボール、言葉通りかなり濃くて良かった。お客さんがみんなすごく楽しそうで幸せな空間だった。おいしかったー。

メナード美術館非常に良かった。静かな美術館。ぼくは意外とフォービズム好きかもしれない。ジャコメッティはめちゃくちゃイカすということを再確認。


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ハヤシさんの写真スタジオを引き払ってしまうということで、カツオさんがそこで週末だけバーを開いている。かわいいエプロンがとても似合っていた。ここで撮影の打ち合わせをたくさんした。寂しいな。打ち合わせのときもよく飲んだオリオンビールを。ハヤシさんはオリオンビールが好き。

M-1グランプリ2022三回戦 チェリー大作戦のネタについて

宗安が高校の同窓会に来るリコちゃんに下心を持ち仲良くなるためのシミュレーションを鎌田に持ちかける、というのがこの漫才の冒頭。

 

同窓会会場で宗安が(リコちゃんであるはずの)鎌田に挨拶をする、鎌田はリコちゃんではなく宗安の男友達のようなニュアンスで「芸人がんばってるらしいやん」と激励してくる、宗安はリコちゃんと話すため男友達から離れリコちゃんに呼びかける、リコちゃんかと思われたひとはリコちゃんの友達だったのでまたリコちゃんであるはずのひとに話しかける、しかしそれはリコちゃんではなくワイングラスだった。

宗安は「ちゃんとリコちゃんをやってくれよ」と鎌田にお願いをする、宗安が呼びかけるとそのひとはリカコだった、次に声をかけたのは「芸人や芸人、おもろいことやってや」という嫌なひと、それをいなしてリコちゃん? と隣に問いかけるもそのひとは「リコちゃん?」と彼女を知らない様子、次々名前を尋ねるもその隣もまたその隣もリコちゃんではなかった、リコちゃんを探していると車に轢かれそうになり、宗安は店の外に出てしまっていた。

宗安は店に戻り「リコちゃん集合」と自分の前方足元を指差すと「なにー?」と駆け寄る女性、ようやくリコちゃんに会えた宗安は食事の誘いをするが実はそのひとは前にも登場したリカコであった、宗安は「お前みたいな女が一番嫌い」と一蹴する、隣に声をかけるとこれも再登場の「おもろいことやってや」と繰り返すひとで宗安は「リカコぐらい嫌い」と苛立ちを露わにする、やはりその隣も隣もリカコではなくまた店外に出そうになったため引き返す。

舞台上手に戻りめげずにリコちゃんを探す宗安だったが、鎌田が駅員としてのアナウンスをしたことでなぜか駅のホームにいることを知る、リコちゃん と発声しながら店のドアを開けたはずが鎌田はニューヨーク行き飛行機のアナウンスをし宗安は飛行機に乗っていた、飛行機から出て今度は自分の意志で電車に乗り改札を出て店に辿り着き再びドアを開くが、ロケット発射のカウントダウンが始まり宗安は宇宙に出発するところだった、そこから数々のドアを開け長い道のりを行き店に飛び込みリコちゃんを呼ぶが鎌田が浮いておりそこは宇宙だった、店に戻るためいくつもの出入り口を経由するがその先には「太陽と話す会へようこそ」と歓迎をする鎌田がいた、まずいところに来てしまったとリコちゃんの元へ苦労して戻るとそこにはリカコがいた。

宗安はリカコに出会えたこと・同窓会会場に戻れた安堵からリカコに泣きつく、嫌いだったはずの人物に「おもろいことやってや」と言われても「せっかく来たんやからなんでもやったるがな」と「猫背マッチョ」という猫背でポージングをする一発ギャグを快く披露する宗安、鎌田扮する人物は宗安がリコちゃんを探していることを気遣いリコちゃんを探しにみんなへ呼びかけるが宗安と同じように店の外に出てしまう。

店に戻った鎌田は駅のホームに来てしまい駆け出す、宗安は次は空港に着いてしまうのではないかと心配するが、鎌田はさらにその先の飛行機に乗り込んでしまっておりそれに順応し機内食ビーフを選択する、「お前機内おるやんけ、どこ行くの」とツッコむ宗安に気づいた鎌田の「なんで宗安も機内おるの」という問いかけにより宗安も飛行機に搭乗してしまっていることが発覚する、急いで脱出し何度目かわからない同窓会会場の店の前まで行き祈るような気持ちで扉を開けると鎌田が立っている、宗安は鎌田に「リコちゃんか? リカコか?」と不安げに呼びかける、おもむろに口を開いた鎌田が厳粛な口調で「おはようございます」と語りかけることでそこが太陽と話す会だとわかり、宗安が絶望の中幕を閉じる。

 

このネタは、〇〇なことをしたいからその想定で△△を行う、という漫才のいち定型である。この形式において、芸人は出自だろうが職業だろうがどんなアイデンティティをも獲得し設定したものになりきることができるし(本大会準々決勝では宗安は犬になった)、あらゆる状況やオブジェクトをも創出することができるというのが前提になっている。リコちゃんと仲良くなりたいと漫才を始動させたのは宗安だが、全編を通して「どんな人物にでもなれる、あらゆるものを創出できる」権限を握っているのは鎌田である。しかし鎌田にはおそらく意思のようなものはなく、漫才の相方というよりも、このネタにおいては小説における作者のような立場が近いだろう(ちなみにネタ作り担当は宗安)。デウス、この作者としての「神」の権限は宗安の願望をことごとく達成させず、シミュレーションを脱臼させる。

 

・移動について

下心を持ってとある女性と懇意になる、その凡庸で俗な日常の一コマが、この漫才の空間では宇宙にさえも解き放たれる。チェリー大作戦は、そのような突飛に思われる接続を非常に丁寧に描いている。まず、宗安はリコちゃんを探すため店内を移動する。そして気がつけば店の外に出てしまう(鎌田が車に乗って宗安を轢きかけてから屋外に出たことに気がつく逆算の演出が美しい。そもそも移動の着地先はすべて鎌田のなんらかのアクションにより発覚する)。店に戻るため舞台を下手から上手へと歩くことによって「移動」が発生し、宗安は駅のホームに辿り着いてしまう。その後幾度も、空港やロケット発射場や宇宙から本来の目的先の同窓会会場に戻る過程で、宗安は走ったりドアを開けたり電車に乗ったりする。このB地点からA地点への「移動」を通過させ積み上げることによって、宇宙や太陽と話す会など、非現実的な場所へのアクセスを地道に演出する。店に戻る道中は漫才では省略可能な過程だが、そうしてしまうことによって損なわれるものがあることを強く意識している。宗安はこの漫才の空間をコントロールすることはできず、鎌田という神と彼が展開する空間(のルール)に抵抗し続けるしかない。宗安は行きたくもない場所へ放り出され苦労して店に戻ろうとするが、宗安の思いは、リコちゃんに会いたいという凡俗な目的から、「あるべき場所に帰りたい」という切実な願いへと変化していく。

 

・ある人物になりきることについて

漫才において「あなたは✕✕本人であると仮定して、✕✕を演じてください」と指示する場合、当然のごとく観客からすればその見た目は✕✕ではなく宗安や鎌田といったネタの外側の芸人本人そのものだ。よって芸人が何になりきっているかは、発話やアクションによって同定される(このことは以前、当ブログのなかやまきんに君論で示した「ハガキ職人が書いたメールはパーソナリティが読み上げた内容によってのみ現前する」ことと相似形を成す(https://yumesatomura.hatenablog.com/entry/2021/10/27/214246)。鎌田がリコちゃんになりきらないことにこの漫才の笑いの骨子があるわけだが、宗安はリコちゃんではない人物たちと知り合うことにより、帰属場所ともいえる空間を獲得することになる。知らない場所に辿り着いてしまう不安が、見知った場所(知人がいる空間)へ帰ることによって解消することはセットであり、カタルシスをもたらす。

 

・この漫才で行われていること

古典的、かつての王道である、しゃべくる漫才にはない「(ひとを取り巻く)空間の創出」と「芸人がなにものにでもなれる」という漫才(コント漫才というのでしょうか)の魔法が、そしてそれらが綿密に織り込まれたストーリーテリングがここにある。

 

 

時間おいて書くのだめだな。情熱が霧散しているのを感じる……。チェリー大作戦に申し訳ない。彼らのネタはほんとうにサイコーです。

https://youtu.be/pcS2rV-Bb0s

お酒⑭

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トビーさん3周年! おめでとうございます。ポトフ(おでん?)。赤、白、ロゼ、オレンジ、全部飲んだ。家みたいなお店。でも家ってなんだっけ


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土曜にイエゴリコ、2月に撮る映画のミーティングを兼ねて。一度ゴリさんが買い出しで離脱して、帰ってドアをバーンと開けて「閃いたんだけどこの役はあの人どう!?」とかってもうアイデアが止まらない感じがおもしろく頼もしい。アジ丸一匹のバジルソース?かなんかを頼んだけど全くバジルじゃなくてわろた。とてもおいしかった。この映画観とけって5本くらい教えてもらった。ペキンパーのゲッタウェイとか、リトル・ショップ・オブ・ホラーズとか。ペキンパーのあの超細かいカット割り、真似したくなるな。


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やまびこ、月曜だったかな。ギャルがすきぴに脈がないと騒いで30分で帰っていった。


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やまびこのあとに久しぶりに轟。日本酒が水のようだった。


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マホロバさんでいろんなひとと話してて気づいたら閉店の3時、店主のハネダさんが餃子を焼き出す。ありがたく頂戴す。


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最近とーたすさんに行く頻度がまた増えた。相変わらずひどいみせだ! 


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ダニエル・シュミット『書かれた顔』観れるチャンスだったのに、とてつもなく家から出たくなく、逃してしまった。のらやさんに行ったら、かぶとそぼろと、カワサキさんから巻きたばこをもらった。いろんな話をした…………………………………………………………………………………………………………………。